老人ホームに入るとき仏壇はどうする?
持ち込み・残し方・処分の選び方
親御さんの老人ホームへの入居が決まり、実家のお仏壇をどうするか迷っていませんか。
「本人は毎日お参りしているので、できれば持っていきたい」
「部屋に入らないけれど、全部手放すのは気が進まない」
「入居と家の片付けが重なり、何から決めればよいか分からない」
先に結論をお伝えすると、施設入居が決まっても、すぐに仏壇を処分すると決める必要はありません。まず、ご本人の希望と施設の持ち込み条件を確かめましょう。
持っていく、ご家族が預かる、位牌や遺影を残して本体を手放すなど、選択肢があります。この記事では、施設運営会社の公式案内と、当店が対応した大阪市の実例2件をもとに、無理なく決める順番をご案内します。
1. 老人ホームへ持ち込めるか、購入・処分の前に確認する
お仏壇の持ち込みを認めている施設はあります。ただし、置けることと、ろうそく・線香を使えることは別です。お部屋に収まる大きさでも、置き場所やお参りの方法まで確かめておくと安心です。
施設運営会社の公式FAQで確認できる例
| 運営会社 | 公式に案内されている内容 |
|---|---|
| ライフケア | 居室への仏壇の設置は可能。ろうそく・線香は模造品を使用するよう案内。公式「よくある質問」 |
| サンガジャパン | 使い慣れた家具類の持ち込みを勧める一方、仏壇のろうそく・線香は使用できないと案内。公式「よくある質問」 |
2026年10月11日確認。上記は各社の案内であり、すべての老人ホームに共通する決まりではありません。入居予定の施設・居室について、担当者へ直接確認してください。
写真と寸法を見せて、5つの点を聞く
- 設置できる品と大きさ:今のお仏壇、小型仏壇、位牌、遺影のどれを置けるか。高さ・幅・奥行きと、扉を開いた幅も伝える
- 置き場所:ベッドや車いす、介助の通り道をふさがないか。台や棚も持ち込む場合は、その寸法も確認する
- 火気・電気製品:線香やろうそくの扱い、電池式・電気式の仏具を使えるか。電源やコードの位置も相談する
- お参り:りんの音、読経、お供え物、僧侶の訪問などについて、施設の決まりを聞く
- 搬入:運べる日時、入口・エレベーターの寸法、設置する人。施設職員に搬入をお願いできるかも事前に確認する
施設へは、このように聞くと伝わります
「本人が毎日お参りしている仏壇を、居室に置きたいと考えています。高さ○cm・幅○cm・奥行き○cmです。写真をお見せできます。置ける場所と、お参りで使えるもの、搬入時の決まりを教えていただけますか。」
小型なら必ず置けるとは限りません。買い替える前に、候補の寸法と写真で確認しておきましょう。
2. 持ち込めないときも、残し方を選べる
ご本人にとって大切なのは、お仏壇そのものかもしれませんし、お位牌や写真に手を合わせる時間かもしれません。「置けないから処分」と急ぐ前に、何をこれからもそばに置きたいかを聞いてみてください。
| 選択肢 | 決める前に確認したいこと |
|---|---|
| 今の仏壇を施設へ持っていく | 施設の許可、寸法、搬入方法。大きさだけでなく、普段のお参りをどう続けるか |
| 小型の仏壇へ替える | ご本尊・位牌が収まるか、古い本体の引き取り先、移し替えに伴う供養の相談 |
| 家族の家で引き継ぐ | 引き受ける方の了承、置き場所、運搬、今後お参りや手入れをする人 |
| 実家に残して管理する | 家を維持できるか、訪問・換気・手入れをする人、売却や解体の予定 |
| 位牌・遺影などを残し、本体を手放す | 何をどこに残すか、施設への持ち込み可否、宗派に合う今後のお参りの方法 |
移動・買い替え・処分の際の供養は、ご家庭の宗派やお付き合いのあるお寺によって異なります。菩提寺があれば、「施設へ入居するので、お参りを続けられる形に変えたい」と相談すると、希望を伝えやすくなります。
具体的な残し方は位牌だけを残す方法、入れ替えは小さい仏壇へ買い替えるときの進め方も参考になります。
3. 実例:残す品を確認してから、仏壇を引き取りました
大阪市東住吉区:位牌と遺影は残し、本体・仏具を回収
2026年9月9日、お母様の施設ご入所に伴い、高さ約50cmの小型仏壇をお引き取りしました。ご家族は、何を残して何を手放せばよいか迷われていました。

作業前にお品を一つひとつ確認し、お位牌とご遺影を手元に残し、お仏壇本体と仏具一式を引き取ることをお客様ご自身がお決めになりました。搬出前にも、残す品を再確認しています。

仕分けのご相談を含め、作業員1名・約40分。回収・処分8,800円と合同供養・供養証明書22,000円で、合計30,800円(税込)でした。
この記録で確認できるのは、位牌・遺影をお手元に残したことまでです。施設へ持ち込んだことを示す事例ではありません。▶ 東住吉区の詳しい仕分け・作業記録を見る
大阪市旭区:ケアマネジャー様が窓口となり、入居前に回収
2026年8月14日、施設入居を控えた方に代わり、担当のケアマネジャー様からご相談いただきました。特定のお寺とのお付き合いがなく、供養も含めて依頼したいという内容です。
高さ約100cmのお仏壇を梱包し、エレベーターのない文化住宅の2階から階段で搬出しました。作業員1名・約30分で、回収・処分19,800円と合同供養・供養証明書22,000円を合わせて、41,800円(税込)でした。

ご本人が一人で連絡や日程調整をするのが難しい場合も、ご家族や支援する方が窓口になる進め方があります。誰が希望や見積りを確認するかを共有しておくと、話を進めやすくなります。▶ 旭区の依頼背景・料金内訳を見る
入居前の片付け、残す品の相談から承ります
お仏壇のお写真と、入居・退去の予定をお知らせください。ご本人やご家族の希望を伺いながら、搬出や費用をご案内します。
LINEで写真を送って相談する24時間いつでも受付・ご相談OK ☎ 090-8880-3658土日祝も営業/対応時間:7:00〜22:004. 入居日と退去日から、段取りを決める
入居日と、実家を空にする日は同じとは限りません。施設へ移る日・家の引渡し日・ご家族が立ち会える日を書き出し、必要な作業を決めましょう。
- ご本人の希望を聞く:残したいお品、お参りを続けたい場所、処分へのお気持ちを確かめる。話し合いを支える方にも共有する
- 施設と家族の受け入れ先を確認する:持ち込み許可と置き場所を確認し、残すお品の行き先を決める
- 供養・運搬・回収の相談をする:お寺との予定、搬出経路、見積り、日程を確認する。施設へ運ぶ仕事と、処分のために回収する仕事は依頼内容を分けて伝える
- 回収前に、残す品を共有する:写真やメモで一覧にし、安全に動かせる小物は別の場所へ。重い本体は動かさなくて大丈夫
- 当日は作業前に再確認する:引き取る品・残す品、作業範囲、総額を確認してから搬出を始める
遠方のご家族が窓口になる場合は、鍵の受け渡し、立会い、作業後の連絡先、支払う方も決めておきます。お仏壇以外にも片付けがあるなら、部屋の整理業者にも「この品は残す」と同じ内容を伝えることが、取り違えを防ぐために大切です。
ご相談時に分かると助かること
お仏壇がある市区町村/全体の写真とおおよその寸法/設置階・階段/残したい品/供養の希望/入居日と家の引渡し期限/連絡窓口・立会いの予定。決まっていない項目は「未定」のままでご相談いただけます。
5. 費用は、供養と搬出を含めた総額で確認する
実例の30,800円・41,800円は、それぞれの案件の実額です。施設入居に伴う処分の一律料金ではありません。供養済みか、階段から運ぶか、仏具をどこまで引き取るかによって依頼内容が変わります。
- 設置場所からの搬出・回収・処分が含まれるか
- 供養を希望する場合、その内容と費用、証明書の有無
- 経机・仏壇台・仏具も引き取るか
- 当日に条件が変わった場合の追加費用の説明方法
- 施設へ運ぶ場合は、運搬・設置の見積りになっているか
料金全体は仏壇処分の費用の記事、階段や玄関が狭い場合は大型仏壇の搬出の記事にまとめています。当店は、ご相談に合う地域の提携業者をご案内し、作業内容を調整する窓口です。ご依頼前に担当先と条件をご確認いただけます。
6. よくあるご質問
Q. 老人ホームに仏壇を持ち込むことはできますか?
A. 持ち込める施設もあります。入居予定先へ、仏壇の写真と高さ・幅・奥行きを伝え、設置場所と火気のルールを確認してください。仏壇の設置が認められていても、ろうそくや線香は使えない場合があります。小型仏壇を買う前にも確認しましょう。
Q. 仏壇を処分して、位牌や遺影だけを残せますか?
A. 本体を引き取り、位牌や遺影を残した実例があります。大阪市東住吉区では、お母様の施設入所に伴い、作業前に残す品を一緒に確認しました。施設へ持ち込むか、ご家族の家に置くかは別に決め、お参りの方法は菩提寺などにも相談してください。
Q. 親が施設に入るとき、仏壇は入居日までに処分しないといけませんか?
A. 入居だけを理由に、処分を急いで決める必要はありません。自宅を残すなら管理する人を決めて保管する方法もあります。賃貸の退去や家の売却がある場合は、その引渡し期限から供養・搬出の日程を考えます。ご本人の希望と、家を空ける期限を先に確認しましょう。
Q. ケアマネジャーや家族が代わりに相談できますか?
A. 代理のご相談も承っています。大阪市旭区では、施設入居を控えた方の担当ケアマネジャー様からご相談いただきました。ご本人の希望、残す品、当日の立会い、見積りを確認する方、支払う方を共有して進めます。
Q. 施設入居に伴う仏壇処分の費用はいくらですか?
A. 当店の個別実例では、東住吉区の高さ約50cmの仏壇が回収・処分8,800円と合同供養・証明書22,000円で合計30,800円、旭区の高さ約100cm・2階からの搬出が回収・処分19,800円と合同供養・証明書22,000円で合計41,800円でした。いずれも税込の実額で、一律料金ではありません。
まとめ
- 老人ホームへの入居だけを理由に、仏壇の処分を急いで決めなくてよい
- 持ち込みは施設へ確認。寸法・置き場所・火気・お参りの方法まで相談する
- 家族が引き継ぐ、位牌や遺影を残すなど、ご本人の希望に合う形を選ぶ
- 入居日と家の引渡し日を整理し、残す品を共有してから回収を依頼する
お仏壇をどうするかは、新しい暮らしでお参りをどう続けるかを考える機会でもあります。決めきれないお品は残したまま、まずはご本人の希望から一つずつ確かめていきましょう。
「何を残すか、まだ迷っている」段階でも大丈夫です
ご家族・ケアマネジャー様からのご相談も承ります。ご相談・お見積りは無料です。
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