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仏壇・位牌のお焚き上げ完全ガイド|料金・依頼先・お焚き上げ料の表書き

お仏壇やお位牌を手放すとき、「お焚き上げ」という言葉が必ず出てきます。ただ、いざ頼もうとすると分からないことだらけです。
「仏壇本体も燃やしてもらえるの?」
「どこに頼めばいい?料金は?」
「お焚き上げ料の封筒には何て書くの?」
先に結論をお伝えすると、お位牌・過去帳・遺影・掛け軸はお焚き上げでき、お仏壇本体は多くのお寺で受け付けないため「魂抜き→本体は解体処分」が一般的です。依頼先は菩提寺・仏具店・郵送サービス・仏壇処分の専門業者の4つで、封筒の表書きはお寺なら「御布施」、神社なら「初穂料」。この記事では、お焚き上げの意味と魂抜きとの関係から、できるもの・できないもの、依頼先ごとの料金の決まり方、表書きと渡し方、自分で燃やしてはいけない理由、時期、そして当店が実際にお引き受けしたお焚き上げの実例(税込)まで、順番にご案内します。

1. お焚き上げとは:感謝を込めた「焼却供養」。魂抜きのあとに行う

お焚き上げとは、長く大切にしてきたものを手放すとき、感謝を込めてお寺や神社で焼き、供養することです。お守りやお札を神社に返納して焼いていただく「どんど焼き」もお焚き上げの一種です。

お仏壇まわりのものでは、お位牌・ご本尊・過去帳など「魂が宿るとされるもの」が対象になります。そのため、順番は魂抜き(閉眼供養)で魂を抜いてから、お焚き上げで焼却するのが基本です。お寺に頼めば、読経とお焚き上げをまとめて行ってもらえます。魂抜きそのものの意味とお布施は魂抜き(閉眼供養)の記事、当日の準備は魂抜き当日の準備の記事をご覧ください。

「お焚き上げ」と「合同供養」の関係

仏壇処分の業者がいう合同供養は、お預かりしたお仏壇やお位牌を提携寺院にお運びし、他の方のお品とまとめて読経(魂抜き)のうえ、お焚き上げできるものをお焚き上げする方法です。つまり合同供養には、魂抜きとお焚き上げの両方が含まれています。当店では供養後に「供養証明書」を発行しています。

2. お焚き上げできるもの・できないもの

「全部燃やしてもらえる」と思われがちですが、お寺や神社が受け付けるものには限りがあります。環境面の法令や設備の都合で、燃やせないものは分別して処分する形になります。

品目お焚き上げ補足
お位牌(本位牌・白木位牌)できる魂抜きのうえお焚き上げ。塗りや金箔のあるものも多くは受け付ける(位牌の処分の記事)
過去帳・法名軸できる浄土真宗ではお位牌の代わりにこれらを扱う
ご本尊(掛け軸)・仏画できる紙・布の掛け軸は可。木彫や金属の仏像は寺による
遺影・写真・手紙できる額縁のガラス・金属は外す(遺影の処分の記事)
お守り・お札・神棚のお札できる神社に返納するのが本来。神棚本体は木製なら受け付ける神社もある(神棚の処分の記事)
数珠・木製の仏具(木魚・経机など)寺による木製は可のことが多い。プラスチック製・金属製は不可(仏具の処分の記事)
お仏壇本体多くの寺で不可大きさ・塗料・金具のため。魂抜きのあと解体し、法令に沿って処分するのが一般的
金属・ガラス・陶器の仏具(香炉・花立・りん・仏飯器)不可燃えない。読経のあと分別して処分
ご遺骨絶対に不可お焚き上げの対象ではなく、納骨・永代供養・散骨などで供養する(遺骨の供養方法の記事)

つまり、「お焚き上げするもの」と「読経のうえ処分するもの」を分けるのが実際の流れです。専門業者に頼む場合は、この分別を業者側で行います。

3. 依頼先は4つ:菩提寺・仏具店・郵送サービス・専門業者の比較

依頼先受け付けるもの料金の決まり方向いている方
① 菩提寺お位牌・過去帳・掛け軸などの小さなもの。仏壇本体は不可のことが多いお布施(お焚き上げのみなら数千円〜、魂抜きと合わせて1万〜5万円が目安)菩提寺と付き合いがあり、ご住職に直接お願いしたい方。まず相談するのが筋
② 仏具店新しいお位牌やお仏壇を購入する際、古いものを引き取って提携寺院でお焚き上げする店がある店ごとに異なる(購入特典で無料〜有料)。供養の有無を確認買い替え・お位牌の作り替えと同時に済ませたい方(買い替えの記事)
③ 郵送のお焚き上げサービスお位牌・遺影・小さな仏具を箱に詰めて送るお位牌1柱あたり数千円台から、箱単位の定額など。魂抜きの有無はサービスによる小さなものだけを、遠方から手軽に手放したい方
④ 仏壇処分の専門業者お仏壇本体・お位牌・仏具一式をまとめて。合同供養(読経+お焚き上げ)または訪問供養お仏壇の大きさで決まる回収料+供養料。当店の実例は§7お仏壇ごと手放す方/お位牌・ご本尊・神棚だけ供養したい方/搬出も任せたい方

神社とお寺の違いに注意

お守り・お札・神棚は神社、お位牌・ご本尊・お仏壇はお寺が本来の依頼先です。年始のどんど焼き(左義長)はお守りやしめ縄が対象で、お位牌や仏具は受け付けないことがほとんどです。持ち込む前に必ず確認してください。

4. お焚き上げ料の封筒・表書き・渡し方

お寺や神社に直接お願いする場合は、お焚き上げ料を封筒に包んでお渡しします。業者に依頼する場合は料金に含まれるため、封筒は不要です。

お寺に依頼神社に依頼
表書き(上段)「御布施」または「お焚き上げ料」「初穂料」または「玉串料」
下段姓(または「○○家」)姓(または「○○家」)
封筒白無地の封筒、または水引のない無地ののし袋。黒白の不祝儀袋は使わない(不幸ごとではないため)白無地の封筒、または紅白の蝶結びののし袋
墨濃い墨(薄墨は葬儀用)濃い墨
金額の目安お焚き上げのみ数千円〜。魂抜きの読経を含む場合は1万〜5万円お守り・お札は数百円〜数千円。神棚は数千円〜1万円程度が多い

渡し方は魂抜きのお布施と同じで、袱紗(ふくさ)か小さなお盆に載せ、表書きを相手に向けて「お焚き上げをお願いいたします。お納めください」と一言添えます。「いくら包めばいいか」は、お寺や神社に直接「皆さんどのくらいですか」と尋ねて失礼になりません。

5. 自分でお焚き上げ(焼却)してはいけない理由

「小さな位牌くらい、庭で燃やせばいいのでは」と考える方がいますが、家庭での焼却(野焼き)は原則禁止です。

どうしても自分で手放したい場合は、魂抜きをしたうえで塩で清め、白い紙や布に包んで自治体のルールに沿って処分する方法があります(仏壇を自分で処分する記事)。ただ、お位牌に関しては、数千円でお寺や業者のお焚き上げに頼めることを考えると、無理に自分でする理由はあまりありません。

6. お焚き上げの時期:年末年始・法要のあと・仏壇じまいのとき

お焚き上げに「この日でなければならない」という決まりはありません。実際に多いタイミングは次の3つです。

時期内容注意
年末〜年始「年内に整理して新年を迎えたい」というご依頼が増える。神社のどんど焼きはお守り・お札・正月飾り12月はお寺も業者も混み合う。11月中の手配が安心。どんど焼きにお位牌は持ち込めない
四十九日・一周忌などの法要のあと白木位牌(仮位牌)は四十九日で本位牌に替えたあとお焚き上げ。法要でお寺に行く機会に合わせる白木位牌は葬儀社やお寺が引き取ってくれることも多い(四十九日と仏壇の記事)
仏壇じまい・実家じまいのときお仏壇の魂抜きと同時に、お位牌・過去帳・遺影をまとめてお焚き上げお盆・お彼岸の直前は混む。1〜2か月前に手配(お盆と仏壇処分の記事)

7. 当店のお焚き上げの実例(実際にいただいた金額・税込)

お仏壇の処分と一緒に頼む場合と、お位牌・ご本尊・神棚だけを供養する場合の2つの実例です。いずれも提携寺院での合同供養(読経+お焚き上げ)で、供養証明書を発行しています。

実例内容料金(税込)
兵庫県川西市
(お仏壇と一緒に)
2階に設置された高さ約120cmのお仏壇を養生して搬出。過去帳・遺灰・仏具一式もまとめて回収し、提携寺院で合同供養・お焚き上げ。回収19,800円+合同供養・お焚き上げ22,000円41,800円(実例)
福岡県朝倉市
(お位牌・ご本尊・神棚だけ)
解体が決まったご実家から、お位牌2基・ご本尊・神棚2基だけをお引き取りし、提携寺院で合同供養・供養証明書を発行。お仏壇本体は解体業者側で処分33,000円(実例)
兵庫県姫路市
(遺品もまとめて)
7年空き家のご実家から、日蓮宗のお仏壇と遺影・掛け軸・数珠・故人のお品を段ボールごとお引き取りし合同供養。買取5,000円を充当実質50,000円(実例)

当店の供養料は、合同供養22,000円(税込)〜、僧侶がご自宅へ伺う訪問供養44,000円(税込)〜。お仏壇本体の回収料は高さで決まります(50cm未満8,800円〜、121〜160cm 33,000円〜、いずれも税込)。他の実例は対応事例の一覧で、写真・作業内容・総額をそのまま公開しています。

8. 宗派による違い:浄土真宗は「魂抜き」ではなく感謝のお勤め

お焚き上げ自体は「感謝を込めて手放す行為」なので、どの宗派でも問題ありません。違いが出るのは、その前の供養の呼び方と、対象になるものです。

当店では、お仏壇ごとのご依頼も、お位牌・ご本尊・神棚・遺影だけのご依頼も、どちらも提携寺院での合同供養(読経+お焚き上げ)でお引き受けしています。「仏壇本体は解体業者に任せるけれど、魂の入ったものだけは供養したい」という形も、朝倉市の実例のとおり対応できます。お焚き上げできないものは、当店側で分別して法令に沿って処分します。

お位牌だけ・遺影だけのお焚き上げも、写真1枚でお見積もりします

お仏壇ごとでも、お位牌やご本尊だけでも構いません。写真をLINEで送るだけで、合同供養・お焚き上げの費用の目安と、供養証明書の発行までご案内します。しつこい営業はいたしません。

☎ 090-8880-3658 土日祝も営業/対応時間:7:00〜22:00 LINEで写真を送って相談する 24時間いつでも受付・ご相談OK

9. よくあるご質問

Q. 仏壇本体もお焚き上げできますか?

A. 多くのお寺では、大きさと環境面の理由からお仏壇本体のお焚き上げは受け付けていません。一般的な流れは、魂抜き(閉眼供養)のあと、お位牌・過去帳・掛け軸などの「魂が宿るとされるもの」をお焚き上げし、お仏壇本体は解体して処分する形です。当店の合同供養もこの形で、お仏壇本体と仏具を提携寺院で読経のうえ、お焚き上げできるものはお焚き上げし、本体は法令に沿って処分します。

Q. お焚き上げの前に魂抜きは必要ですか?

A. お位牌・ご本尊・お仏壇には魂が宿るとされるため、魂抜き(閉眼供養)をしてからお焚き上げするのが一般的です。お寺に依頼すれば読経とお焚き上げをまとめて行ってもらえます。浄土真宗では魂という考え方をしないため、魂抜きの代わりに遷仏法要という感謝のお勤めをしてから手放します。

Q. お焚き上げ料の封筒の表書きは何と書きますか?

A. お寺に依頼する場合は「御布施」または「お焚き上げ料」、神社に依頼する場合は「初穂料」または「玉串料」と書きます。封筒は白無地か、水引のない無地ののし袋を使い、黒白の不祝儀袋は使いません。濃い墨で上段に表書き、下段に姓を書きます。業者に依頼する場合は料金に含まれるため、封筒は不要です。

Q. お焚き上げの料金はいくらくらいですか?

A. 依頼先で決まり方が異なります。菩提寺はお布施(数千円〜、魂抜きと合わせて1万〜5万円が目安)、郵送のお焚き上げサービスは位牌1柱あたり数千円台から、専門業者はお仏壇の処分と供養をまとめた料金です。当店の実例は、お仏壇と過去帳・遺灰・仏具一式の合同供養・お焚き上げで22,000円(回収料と合わせて総額41,800円・税込)、お位牌2基・ご本尊・神棚2基だけの供養で33,000円(税込)です。

Q. 位牌を自分で燃やしてお焚き上げしてもいいですか?

A. おすすめしません。家庭での焼却(いわゆる野焼き)は、廃棄物処理法で原則禁止されており、自治体の条例でも制限されています。近隣への煙や火災の危険もあります。お位牌を自分で手放したい場合は、魂抜きをしたうえで塩で清めて自治体のルールに沿って処分する方法がありますが、気持ちの面でつらい方が多く、お寺や業者のお焚き上げに頼む方がほとんどです。

まとめ

次の一歩は、お焚き上げしたいものを一か所に集めて写真を撮ることだけ。それだけで、お焚き上げできるもの・できないものと費用の目安が分かります。

年内に、きちんとお見送りしませんか

ご相談・事前の確認は無料です。お焚き上げできるかどうか分からないものも、写真を見てお答えします。菩提寺にお願いした方がよさそうであれば、正直にそうお伝えします。

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